思考だだ漏れ読書録

とあるブログ書きの読書記録。

魔法陣グルグルの正当続編(魔法陣グルグル2(1) / 衛藤ヒロユキ)

 中学生の頃、初めて遊びにいった友達の家に『魔法陣グルグル』があったので、みんながいろいろやっている間中ずーっと読んでいるという、いちばんやっちゃいけないことをやってしまった、という話はもうブログに書いただろうか。ずっとブログを書いていると、何を書いて何を書いていないのかがわからなくなってくる。

 その友達が心の広いやつだったおかげで、その件は笑い話で済んだのだが、なにが言いたかったのかというと、つまりそれだけ僕は『魔法陣グルグル』が好きだということ。にもかかわらず、親がなんとなくマンガを読むことに対していい顔をしなかったので、買えなかったということ。

 そんな魔法陣グルグルの続編『魔法陣グルグル2』がガンガンオンラインで連載開始になったと聞いて、そりゃあうれしかった。そして同時に不安でもあった。偉大な作品の続編が上手くいくとは限らないのは世の常である。

 期待と不安が入り交じりつつ、初回を初日に読んだ。セルフパロディがちょっと多いな、とは思ったものの、結構違和感なく読めた。そして連載を読み続けるうち、魔法陣グルグルの頃のギャグセンスが全く衰えていないことがわかって安心した。

 連載を読んでいるので単行本は買わずにいたのだが、先日本屋で見かけて欲しくなり、買って通して読んでみて、またちょっと印象が変わった。

魔法陣グルグル2 (1) (ガンガンコミックスONLINE)

魔法陣グルグル2 (1) (ガンガンコミックスONLINE)

 なんていうか、キチンと魔法陣グルグルの続編をやろうとしている、という意志が感じられた。当たり前のことのようだけれど、案外当たり前じゃなかったりする。

 あらゆる続編が前作のやり方を完全に継承しなければいけないとは限らないが、タイトルに「2」を関するからには、やはりちゃんとした続編をやって欲しいところ。単行本で通して読むと、グルグル以外の何物でもないという感じがよりはっきりと感じられる。やたらとおっさんばかり出てくるところとか。

 その上で、前作の中盤以降に出て来たストーリー的な「深み」が描かれることを個人的には期待したいところ。衛藤ヒロユキはギャグだけの漫画家じゃないと信じている。