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思考だだ漏れ読書録

とあるブログ書きの読書記録。

本を買ったのに、電子書籍について考える。

読書日記

 本を買った。7冊ほど。こないだ誕生日だったので、自分へのご褒美(笑)に。

 本ってつくづく高い。文庫ですら、新品は安くても500円くらいはする。そりゃネット時代に本が売れなくなるはずだ。

 だからといって今後本が安くなるかというとおそらくそういうことはなく、電子書籍の方の値段は下がるかもしれないが、リアルな本の値段はむしろ上がっていくのではないだろうか。ニーズが減れば価格が上がるのは当然のことだからして。

 そうなるとリアルな本は、それそのものを目的として買うというより、ファングッズに近いものになるのかもしれない。アーティストのファンがCDを買うみたいに。

 だって電子書籍、スゲー便利だもん。最近マンガをたまにKindleで買って読むようになったけど、めっちゃ楽。Web漫画を読むのとおなじ感覚で読めるし、かさばらないし、暗くても読めるし。

 でもリアルな本には、古本として再利用できるという最大の利点がある。もしも古本が無ければ僕の人生は無かったかもしれない、というと少々おおげさだが、それくらい古本にはお世話になってきた。

 もしも現在の社会状況のままで、全てのリアルな本が無くなり、電子書籍に置き換わってしまったら、電子書籍を買うお金が無かったり、電子書籍リーダーを持っていない人は、本を読む機会がかなり奪われてしまうだろう。デジタルデバイドというやつ。

 しかしこれからもっと電子書籍の普及が進めば、電子書籍も電子書籍リーダーもどんどん値下がりしていって、新刊が一冊300円、旧作が一冊100円くらいになって、出版社だかAmazonだかが電子書籍リーダーをタダ同然の値段で売ってくれるようになるかもしれない。もしそうなるなら歓迎だ。

 それでも、紙の本をペラペラ読む人がいなくなり、ガラスの板を指でこするのが標準的な読書風景になってしまったら、それはちょっと風情が無いよなぁ、と思ってしまう自分がどこかにいる。考え方が古いんだろうか。

 とはいえもう既に、電車に乗ってる人も街を歩いている人もほとんどがスマホをいじっている人ばかりで、それに近い状況になっているのかもしれない。

 そもそもコンピューターの仕組みから見れば、「書籍」という概念自体が不自然なものであって、あらゆる小説や論文やマンガなどは単なる「ファイル」であるに過ぎず、だとすれば遠い未来には「書籍」という概念そのものが消滅するか、希薄なものになっているのかもしれない。そうなったら完全にSFだよなぁ。いやまぁ電子書籍の時点で、昔の人からしたら十分SFなんだろうけど。

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