昔から、変な組み合わせの本をレジに持っていくのが恥ずかしい。エロ本でもあるまいに。
今日も「デッドプール:マーク・ウィズ・ア・マウス」と「ケロロ軍曹 26巻」と「どうせ死ぬのになぜ生きるのか」を一度に買ったのだが、なんだか恥ずかしかった。デッドプールを直訳すれば「生き死にの賭け事」となる。なんだか生きたいのか死にたいのかよくわからない組み合わせだ。
- 作者: 吉崎観音
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2015/03/25
- メディア: コミック
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- 作者: 名越康文
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2014/11/15
- メディア: 新書
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デッドプール:マーク・ウィズ・ア・マウス (ShoPro Books)
- 作者: ヴィクター・ギシュラー,ボン・ダゾ,高木亮
- 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
- 発売日: 2013/09/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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デッドプールは、「Xメン」や「アイアンマン」で有名なアメリカの漫画雑誌「マーベル・コミック」のキャラクター。とにかく破天荒な魅力を持っており、日本での人気も徐々に高まっている。来年にはデッドプールを主役とした映画の公開も決定。まさしく、今最もアツいマーベルキャラと言える。
主にゲームがきっかけですっかりデッドプールの虜になった僕。デッドプールを主役としたコミックの日本語が出た、ということは知っていたのだが、なにせアメコミの日本語訳版はとにかく値段が高く、今まで買うのを尻込みしていた。そんな折に「なんだかスカッとするものが読みたいな」と思って本屋に行ったところ、このコミックが目に留まったので、思い切って買うことにしたのである。
本格的にアメコミを読むのは初めてで、左上から順番に読むという、日本のマンガとは逆の読み方に最初は少々戸惑ったが、すぐ慣れた。アメコミというとコマ割りが洗練されていないイメージがあったが、最近描かれた作品だからだろうか、特に違和感なく読めた。
そしてじっくり読むと、かなりボリュームがあった。ケロロ軍曹は30分で読めたが、こちらは全部読むのに2時間かかった。時間換算で言えばそれほど高価ではないことになる。もちろん、マンガに時間効率を求めてるわけじゃないけど。
デッドプールというと、「第四の壁の認識」に代表されるように、とにかくやりたい放題な行動をするイメージがあったが、この「マーク・ウィズ・ア・マウス」のストーリーは結構シリアスで、彼もわりとマジメに戦っている。それでも「スターウォーズ新三部作を褒めた」という理由だけで味方の兵士の頭をフッ飛ばす、というような過激なギャグはふんだんに散りばめられている。
デッドプールが日本人に受け入れられる上で障害となりそうなのは、上記のような過激な部分だろう。なにしろデッドプール自身が、腕が吹っ飛んでも首がとれてもすぐに元に戻るという、超回復能力の持ち主であり、そのせいもあってグロテスクなシーンが結構多い。おそらく映画もレーティングの対象になるだろう。
アメリカの観客は、登場人物の首が吹っ飛んだりすると、ギャグとして笑ったりするらしいが、そのへんの文化がない日本ではどうなるか。まぁなんにせよ、面白い映画を作ってくれることを願うばかりである。
デッドプール:デッド・ヘッド・リデンプション (MARVEL)
- 作者: ジェイソン・アーロン,マイク・ベンソン,カイル・ベイカー,ロブ・ライフェルド,高木亮
- 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
- 発売日: 2015/03/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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