rhの読書録

読んだ本の感想など

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

笑犬楼VS.偽伯爵 / 筒井康隆 蓮實重彦

笑犬楼vs.偽伯爵作者:筒井康隆,蓮實重彦新潮社Amazon 主に筒井康隆の近著という理由で手に取った。 蓮實重彦のことはあまりよく知らなかった。 どちらかというと、堅苦しい文章で小難しいことを言うめんどくさそうな年長の批評家、というイメージだった。 自…

筒井康隆入門 / 佐々木敦

筒井康隆を読まなければなぁ、という気持ちが常にある。 なぜかといえばもちろん筒井康隆はスゴイからである。 どの小説を読んでも面白い。『虚人たち』のような実験的な作品。『文学部唯野教授』のように文学理論を解説する作品。はたまた『時をかける少女…

ガラスの街 / ポール・オースター

ガラスの街(新潮文庫)作者:ポール・オースター新潮社Amazon ポール・オースターの小説は結構前に『ティンブクトゥ』を読んだことがある。今回が2作目。rhbiyori.hatenablog.jp 柴田元幸といえばポール・オースター。そしてポール・オースターと言えばまず…

マンガ『ベルセルク』を再読 最終回予想など

ベルセルク 42 (ヤングアニマルコミックス)作者:三浦建太郎,スタジオ我画,森恒二(監修)白泉社Amazon マンガ『ベルセルク』が無料公開されていたので再読。途中からは手持ちの本や電子書籍で。younganimal.com 昔読んだ時は、ガッツのヒーロー的な活躍にば…